ミャンマーの公用語は?簡単な挨拶からオススメ翻訳アプリまで紹介します!

ミャンマー語指差し会話帳

ミャンマーの公用語は何語?

ミャンマーへ旅行や視察に行くことになって、最初に気になるのが言葉です。
公用語はミャンマー語。都市部では英語が通じる場面もありますが、簡単な挨拶を二つ、三つ覚えておくだけで、現地でのやり取りはずいぶん柔らかくなります。
この記事では、ミャンマー文字の特徴、滞在中に使いやすい表現、英語を伝えるときのコツ、翻訳アプリまで順に紹介します。

公用語は「ミャンマー語」

ミャンマーの公用語はミャンマー語です。ビルマ族を中心に広く使われていますが、国内には多くの民族が暮らしており、それぞれの言語も話されています。
日本語では「ビルマ語」と表記されることもあります。本稿では、現在の国名に合わせて「ミャンマー語」と表記します。
概要を確認したい方は、以下の解説も参考になります。

ミャンマー語(ビルマ語)は、ミャンマーで広く使われている言語です。

Wikipedia「ビルマ語」より
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%AB%E3%83%9E%E8%AA%9E

ミャンマー文字ってどんな文字?

下の画像の中に、ミャンマー文字があります。どれか分かるでしょうか。

世界の文字広告

答えは写真中央、水色の背景に書かれた丸い文字です。
ミャンマー文字は、円を重ねたような形が多く、初めて見る方にも比較的見分けやすい文字です。

上の写真の出典と答えはこちらで確認できます。

数字にも独自の文字があります

ミャンマーでは、数字にも固有の文字が使われます。一般的な算用数字も広く使われていますが、バスの番号やローカルな表示ではミャンマー数字を見かけることがあります。

下の画像は、上段がミャンマー数字、下段が算用数字です。

次のバスに書かれている番号は「21」です。数字だけでも見慣れておくと、移動中に役立つことがあります。

ミャンマーバス

旅行や視察で使えるミャンマー語

短期滞在であれば、ミャンマー文字を読めなくても大きな支障はありません。
ただ、挨拶とお礼を現地の言葉で伝えると、その後の会話が始まりやすくなります。まずは次の表現だけ覚えておけば十分です。

挨拶・お礼

ミンガラーバー : こんにちは
朝・昼・夜を問わず使える挨拶です。時間帯を気にせず使えるので、最初に覚える言葉として向いています。

チェーズーバー : ありがとう
より丁寧に伝える場合は「チェーズーティンバーデー」と言います。短い「チェーズーバー」でも、旅行者の感謝は十分に伝わります。

買い物で使う言葉

ベラウレ? : いくらですか?
市場や個人商店で値段を聞くときに使います。数字の聞き取りが難しければ、スマートフォンの電卓に入力してもらうと確実です。

ショーペーバー : まけてください
値段交渉が行われる市場などで使う表現です。価格が決まっているレストランや店舗では使わず、笑顔で無理のない範囲に留めます。

値引きそのものより、現地の方との短いやり取りを楽しむための言葉だと考えると使いやすいでしょう。

旅行前に用意するなら指さし会話帳

文字を入力せず、見せながら会話したい方には、次の本が使いやすいです。

ミャンマー語指差し会話帳
旅の指さし会話帳44 ミャンマー(ミャンマー語)

現地で相手と一緒にページを見る使い方なら、画面の小さいKindle版より紙の本のほうが扱いやすいと感じます。

私が初めてミャンマーを訪れたときも、この本を持って歩いていました。
当時、生ビールは1杯800チャットほど。コンビニで350mlの缶ビールが1,200チャットだったため、外国人向けの高い値段だと思い込み、会話帳の「うそつき!」を何度も指さしました。
店員は困った顔をするばかりで、こちらはさらに納得がいきません。

後で分かったのですが、それが正規の価格でした。
自分の常識をそのまま持ち込むと、言葉が通じても話は通じない。ミャンマーで最初に覚えたのは、挨拶より先にそのことだったかもしれません。

ミャンマーで英語は通じる?

英語が通じる場面は比較的多い

ホテル、空港、都市部の店舗などでは、英語でやり取りできる場面があります。
ただし、相手や場所によって差があるため、英語だけで何とかしようとせず、文字入力や翻訳アプリも併用するのが現実的です。
【必読】ミャンマー人材の特徴や付き合い方でも触れていますが、会話で伝わらないときは、同じ言葉を繰り返すより、メモやスマートフォンに書いて見せるほうが早く解決します。

英語は語尾を強くしすぎない

英語が伝わりにくい理由は、単語そのものではなく発音の違いにあることがあります。
こちらの記事でも紹介していますが、日本人の英語とミャンマー人の英語では、語尾の聞こえ方がかなり違います。
たとえば「Bank」を、日本人は「バンク」と発音しがちです。
一方、ミャンマーでは「バンッ」に近く、最後の「k」を強く出さない発音をよく耳にします。

Bankだけでなく、Jumpは「ジャンッ」、Bookは「ブッ」に近い聞こえ方です。
語尾を強調せず、小さい「ッ」で止めるイメージで話すと伝わることがあります。

ミャンマー語の翻訳に使えるアプリ

VoiceTra

VoiceTraは、情報通信研究機構(NICT)が提供する音声翻訳アプリです。ミャンマー語に対応しており、旅行や短い会話で使う候補になります。利用にはインターネット接続が必要です。
VoiceTra画面

① 翻訳先をミャンマー語に設定します。
② マイクをタップして、日本語で話します。
③ 入力した日本語が正しく認識されているか確認します。
④ 翻訳されたミャンマー語を相手に見せるか、音声で再生します。
⑤ 再翻訳された日本語を確認します。
入力した日本語と再翻訳の意味が近ければ、意図が大きくずれていないと判断できます。

固有名詞や長い説明は誤訳が起きやすいため、一文を短くして話すのがコツです。重要な手続きや契約内容は、翻訳アプリだけで判断しないでください。

ポケトーク

ポケトーク

すでにポケトークをお持ちなら、現地へ持っていく価値はあります。
ただし、短い旅行会話であればVoiceTraでも対応できる場面が多いため、このためだけに新しく端末を用意するかは、利用頻度を考えて決めれば十分です。

言葉に不安がある方は、紙の指さし会話帳とVoiceTraの両方を用意しておくと安心です。
アプリが使えない場面では本を見せ、少し複雑な内容は翻訳アプリで確認する。どちらか一つに頼らないほうが、現地では困りません。