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データでわかるミャンマーが注目されている理由5選

中国・ベトナムの次の送出し国として、ミャンマーに注目しているという意見を多く頂いております。ミャンマーという国のどこに注目が集まっているのでしょうか?日本への技能実習生の入国人数など、データを見ながら解説していきます。

技能実習生の入国人数の比較

 本稿のデータは2018年12月度の法務省が発表したデータを集計したものです。
 現状、日本に在留する技能実習生の総人数は約33万人います。
 中でも技能実習生を最も多く送り出している国はもちろんベトナムで約50.1%(約16万人)、次いで多いのが中国で約23.7%(約8万人)です。ベトナムが中国を追い抜かしたというのはとっくに昔の話で、今ではダントツトップの送出し国ということがわかります。
 また、これらの国に続いて多いのはフィリピン、インドネシア、タイという順番となっております。
 一方のミャンマーはたった2.6%(約8000人)、その数はベトナムのおよそ1/20と、まだまだ多くの優秀な人材が国内でチャンスを待っている状況です。日本語N3レベルや大卒者にも関わらず実習生の求人に応募してくれる国は他に多くはないでしょう。

母国の総人口の比較

 2019年時点で、ミャンマーの総人口は約5500万人とされています。
 インドネシアの約2.7億人、ベトナム・フィリピンの約1億人には及びませんが、カンボジア約1600万人、モンゴル約300万人、スリランカ約2000万人よりも多くの人口を持つことから、まだまだ大きなポテンシャルを秘めた国であるということが言えます。

他国との経済成長率の比較

 技能実習生で注目される東南アジアの国の中での経済成長率は、カンボジアがトップの7.5%を誇ります。次いでベトナムの7.1%、モンゴルの6.9%が続きますが、ミャンマーはその次の6.8%と非常に高い経済成長率をもっています。その下には中国の6.6%、そしてラオス・フィリピン・インドネシア・タイの順で続きます。
当面はこの流れが続くと見られ、技能実習生を始めとした人材の受け入れを手がかりに、次のビジネスをミャンマーで検討してみてはいかがでしょうか

母国語の語順の分類

 日本語の語順は一般的にSOV型と呼ばれており、主語(S)+目的語(O)+動詞(V)の順で話され、「わたしは(S) ご飯を(O) 食べます(V)」という文章が構成されます。
 一方で、英語はSVO型と呼ばれており、目的語と動詞が逆になります。この語順の違いが、日本人がいつまでたっても英語が苦手・話せない最大の要因と言われています。
(語順を逆にして話すのは本当に頭が疲れます)
 ベトナム・中国・インドネシアなどの各国の母国語も、英語と同じSVO型をとっており
彼らにとっては日本語よりは英語の方が話しやすい言語と言えるでしょう。
 しかし、ミャンマー語は、東南アジアでは珍しく日本語と同じSOV型となっているため
わたしたち日本人にとっても、英語よりミャンマー語の方が非常に話しやすいですし
同じくミャンマー人にとっても、英語より日本語の方がとても楽に話すことができると言います。
 日本で働くにあたり、日本語が母国語と語順が同じということは非常に大きなアドバンテージになります

日本語学習熱の盛り上がり

 ミャンマー、日本語学習者9倍の記事にある通り、ミャンマーでは日本語学習熱が非常に高まっております。
 記事の要点としては、2012年から2017年にかけて、日本語検定受験者数の増加率がタイでは1.4倍、ベトナムでも3.6倍の推移のなか、受験者の母数はまだ劣るもののミャンマーではなんと9.1倍と非常に高い増加率を記録しました。親日国であること、ミャンマー進出した日系企業が増えたこと、国内産業の発達もまだまだこれからであることなどを総合し、ミャンマー国民にとっては日本語を勉強することが立身出世への近道だと捉えられているようです。
最近も日本留学から帰ってきた学生が日本語学校を開くなど、その傾向に更に拍車がかかっており、これから更に日本語学習者の増加が見込めます

いかがでしたでしょうか?ミャンマーの国に関する基本情報や国民性、人材の特徴などは下記リンクからご確認いただけます。

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